REPORTレポート

那珂サイクリング 水郡線に沿って走れ!

2022.02.01

まだまだ寒い日が続きますが、暦の上ではもうすぐ春です。だんだん暖かい日差しの日も増えてきます。密を避けながら、外に出てみませんか? 1月29日(土)、水戸駅を出発して水郡線の線路にできるだけ沿ったコースのサイクリングをしてきました。

水郡線とは?

JR水郡線は水戸駅と福島県の郡山を結ぶディーゼル単線です。途中の上菅谷駅から分岐し、常陸太田駅にも行けます。奥久慈清流ラインの愛称を持つローカル線は田園、里山、清流の風景を縫って進みます。途中で知ったのですが、休日は自転車丸ごと乗れるサイクルトレインも事前登録制で運行! さらに、3月26日、27日には臨時列車「水郡線復旧記念感謝号」が走る予定です。詳細は下記JRによるリリースをご覧ください。

サイクルトレイン
https://www.jreast.co.jp/mito/suiguncycletrain/

春の臨時列車の運転について(水郡線復旧記念感謝号)
https://www.jreast.co.jp/railway/extratrain/2022/spring_main.pdf

線路に沿って、走れ!ない…

出発です。水戸駅を出た水郡線が通る上柵町踏切から、線路に沿って走ります…。と思いきや、列車はすぐ高架になり、那珂川もあって並走できません。しかたない、高架と並んでいる水府橋を渡って行きましょう。




水府橋。昔は向こう岸に水戸プラザホテルがありましたね。ホテルが現在の場所に移ったのが2001年、もう20年も昔だそうですよ。元々は1932年(昭和7年)に竣工した水府橋は、震災にも耐え、2013年に新しい橋が開通。旧橋の一部が両岸に残されています。

のどかな駅の数々と沿線の名所

橋を渡って、第1の駅常陸青柳(ひたちあおやぎ)駅に到着。沿線は無人駅が多いのです。ちょうど水戸市とひたちなか市の境目です。


田んぼの中を走って第2の駅、常陸津田(ひたちつだ)へ。ひたちなか市と那珂市の境近くです。


常陸津田駅を過ぎてしばらくの場所にある中台踏切は車が通れません。


第3の駅、後台(ごだい)。この辺りはすっかり那珂市。


後台の次、下菅谷(しもすがや)駅の駅舎は風情を感じさせます。


下菅谷の次、中菅谷(なかすがや)駅の駅前には2本の道、あいさつ通りと正直通りが走ります。



創建900年と伝わり、義公、徳川光圀の命で現在の名前となった真言宗のお寺、不動院。カヤの木は推定樹齢600年以上! 県指定天然記念物です。


上菅谷(かみすがや)駅。駅舎は立派で、サイクルトレインも発着。ここで列車は郡山方面、常陸太田方面に分岐します。太田方面に行くことにしましょう。駅前ロータリーにはタクシーも止まっています。


県道349号を北へと進み、額田(ぬかだ)駅に到着。額田は古の額田藩の城下町です。1つ前の南酒出(みなみさかいで)駅は通り過ぎてしまったようです。なむさん…!


つぼ焼きで有名な和菓子店おおがねさんで栄養補給。かぼちゃを使った黄色いトラのクッキーがカワイイ。しっとりとした食感のやさしい甘さ。


額田神社は鳥居までの参道が長~~い! 380mもあります。「鳥居まで200メートル 19秒きれば世界新!」「鳥居まで40メートル ウルトラマンの身長と同じ」といった、宮司さんの手によると思われる看板がステキです。


黄門様が植えたという真榊の木は350年間ですっかり大きくなりました。額田城跡ですとか、水郡線のさらに先ですとか、ほかにも名所はたくさんですが、寄り道ばかりでだいぶ時間がたちました。今日のところは暗くなる前に水戸へ戻ります。この日の走行距離は約70㎞でした。次回はサイクルトレインに乗りたいものです。

この記事を書いた人

いばらきっぽく編集部

お店の最新情報のご紹介や取材先のこぼれ話、おすすめスポットなどをご紹介します。