【際立つ香りと、断絶する香りの差】アールグレイスコーンには、細かく挽いたアールグレイと、プルーンが入っています。アールグ... | はがゆうおやつ工房

【際立つ香りと、断絶する香りの差】
アールグレイスコーンには、
細かく挽いたアールグレイと、
プルーンが入っています。

アールグレイは華やかな香りで、
香水でいうならトップノート。
袋を開けた瞬間、口に含んだ瞬間に、
一番最初に感じる香りの要素が強いです。

スコーンの生地は、バター、ミルク、小麦粉と、
しっかり目の香り。
ミルキーな香りと粉の香ばしさがミドルノートで、　
バターの持続する香りはベースノート。
どちらかといえば、重ため、
しっかりめの香りが主体です。

なので、スコーン生地にアールグレイを入れただけでは、
ちょっと、香りに連続性がなくなってしまう。
香りに断絶性がでて、
食べると唐突な印象を受けてしまいます。
なので、その間の橋渡しとして、
プルーンを入れています。

プルーン自体はそれほど強い香りではありませんが、　
ドライフルーツならではの、
フルーティーすぎないフルーティーな香りが　
この二つの香りの橋渡しとなってくれます。

際立つ香りのインパクトは、
とても大事にしている要素です。
だけど、あまりにかけ離れていると、
インパクトではなく断絶した香りとなってしまう。
際立つ香りと、断絶する香りの差を見極めるのも、
お菓子を組み立てるときの難しいところであり、　
醍醐味でもあります。

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